外国為替の市場はどこにあるのか誰がどの様に取引をしているのか

外国為替の売買は、市場で行われていますが、具体的にはどんな場所にあるのか理解しづらいと感じている人は多いようです。一般的に株式市場とは、取引所に大勢の人達がいて、電話やネットで騒がしくやり取りをしているというイメージです。株式の市場と同様に、日本のどこかに外国為替の市場があるというイメージを持つ人もいます。ところが、外国為替には場所として市場は存在しておらず、全てバーチャルで取引されているのです。外国為替は株式とは違い、取引所を通さずに金融機関同士でやり取りをしています。外国為替では、売る側と買う側が売買を成り立たせるための手段として、ネットや電話を使っています。インターバンク市場、あるいは銀行間市場とも呼ばれていますが、それらの取引の集合体が外国為替市場を構成する要素になっています。外国為替の取引をするには、このインターバンク市場で取引を行っている金融機関と通貨を交換しているのです。外国為替市場は眠らない市場とも呼ばれており、月曜~土曜まで、24時間常に何かしらの外国為替取引が成立し続けています。一般の株式の証券取引所は時間が決まっていますが、外国為替市場は場所も時間も特定されていないのです。テレビを見ていると、東京外国為替市場とかニューヨーク外国為替市場のニュースが報道されていることがあります。本当に市場と呼ばれる場所があり、人が行き来するような印象もありますが、実際は金融機関が外国為替取引をしているだけなのです。切って売る

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